「ケニア人の平均月収が20,123シリングに上昇」
- 2022年、ケニア人の平均月収は、20,123シリングに上昇した
- ケニア国立統計局(KNBS)のデータによると、国の1人当たり年間総国民所得(GNI)は、2020年の216,337シリング($1,773)から2021年は241,467シリング($1,979)に11.6パーセント増加した
- 世界銀行が2015年にケニアを最低開発国(LDCs)から下位中間所得国に格上げしたときのGNIは$1,310
- ケニアの経済が過去10年間で年平均5.0パーセント成長してきた
- ケニア人の少数派が富を蓄積している一方で、経済成長の恩恵は下層に滴り落ちていない
- ケニア不平等撲滅同盟よると、ケニアではわずか8,300人が、国の残りの4500万人以上と同じ富を所有しており、最も裕福な10パーセントの人々が最も貧しい10パーセントの人々の23倍の収入を得ている
- 正式セクターで働く290万人の大多数が低賃金層に属しており、そのうちの358,833人、つまり15%の人々のみが月に100,000シリング以上を稼いでいる
- また、約118万人の労働者、つまり40%が月収50,000シリング以下で働いており、少なくとも51,770人が国の平均月収20,123シリング以下しか稼げていない
- Knight Frankのウェルス・レポートのデータによると、2021年末時点でケニアには3,362人のドルミリオネアがおり、2026年までにその数は4,274人に増加すると予想されている
- これらのドルミリオネアの中で、88人は純資産が3,000万ドル(約37億シリング)を超えており、彼らは超高額純資産カテゴリーに分類されている
- 一方、ケニア中央銀行が支援する家庭調査によると、財政的に安定したケニア人の割合が5年間で半分以上減少した
- また、Financial Access (FinAccess) Household surveyによると、将来の目標に投資できる高レベルの財政健全性を持つ成人であり、最上位富裕層(top wealth quintile)と呼ばれる層が、2021年は40%から15%に縮小した
- KNBSのデータによると、ナイロビ、キアンブ、モンバサ、ナクルはケニアで最も裕福な県であり、一方、イシオロ、ラム、タナ川、サンブルは最も貧しい県である
- また、ナイロビは全体のGDPに対して27.5%の貢献をしており、ケニアで最も裕福な県であり、経済規模で二番目に裕福なキアンブ県(GDPの5.9%を占める)の3.5倍以上の大きさである
- 加えて、モンバサ(5.2%)、ナクル(4.9%)、マチャコス(3.5%)は、GDPの観点からケニアで最も裕福な上位5県である
- NGOや国際機関のセクターに勤める従業員は、2021年、月平均313,084シリングの最高賃金を受け取り、これは二番目に給与が良いセクターのほぼ2倍に相当する
- 金融サービスセクター(銀行、保険会社、投資会社を含む)は、平均月給173,506シリングで二番目に給与が高く、次いでエネルギー供給が月173,104シリングであった
- 他にも、月収100,000シリング以上の平均賃金を提供している職種には、管理および支援サービス活動(144,539シリング)、運輸および倉庫(128,011シリング)、そして専門的、科学的および技術的活動(123,223シリング)がある
- 家庭活動に従事する労働者、例えばナニーや家政助手は、月に24,907シリングを稼ぐ
- その他、給与が低いセクターには、水供給や廃棄物管理(24,574シリング)や不動産(27,280シリング)などがある
- 農業セクターは最大の正式雇用者であり、労働者は月給31,469シリング。一方、宿泊および飲食サービスでは、労働者が月給37,393シリングを稼いでいる
出典:Business Daily「Kenyans’ average monthly income climbs to Sh20,123」2022/12/05(https://www.businessdailyafrica.com/bd/economy/kenyans-average-income-of-sh20-123-hits-six-year-high–4043204)