- スタートアップに「顧客や市場のリスク」を解決する手がかりを与えることを目的としている
- ウェブ/モバイルビジネスの場合は、製品開発は時間をかければできるが、顧客や市場が存在するのかわからないのがリスク
- 逆に、発明などが必要な「製品開発リスク」があるスタートアップには向かない
- また、従来の新製品開発モデルは既存市場へ既存のビジネスモデルの投入にのみ有効で、スタートアップには使えないと強調している
感想
- ウェブ/モバイルビジネスの場合は、ビジネスモデルの定義がいいのかどうかあれこれ悩むより、MVPを最初から数日で開発していけ、のような書き方をしてくれているので、それでいいんだなという勇気がもらえる本だと思う。その後に、ビジネスモデルを精緻に仮説検証していく。
- 同じことをいろんな言い方で言うことで、やたら長い本になっており、わかりずらさがある。しかし、内容は良いので、飛ばし読みでも読む価値がある。
- 顧客は自分が正しいと信じているので、簡単には考えを変えない。ビジネスプランは資金調達のためだけなのに、計画をそのまま実行してしまう。など金言が多々ある。
- リーン・スタートアップ系の本で、いまところ、イチオシの本。
キーワード
- 顧客開発モデル
- ビジネスモデル・キャンバス